PyGtkを使っています。
今回、どういう言語でどういうGUIツールキットを使うのかには散々悩みました。
Swing、Qt+C++、wxWidgets+C++、SWT、Lazarus+FreePascal、Gtk+C・・・。
いろいろ悩んだ挙句、最後の最後くらいにスクリプト言語でいいんじゃないかと思い立ち、PythonかRubyでGtkかQtかwxWidgetsという選択肢に絞り込みました。で、ためしにちょこちょこソースを書いてみた感じでの直感とか、ドキュメントの充実具合とか、各OS上での安定性とか、その辺で一番よさそうなのがGtk+Pythonという組み合わせでした。Rubyも考えたのですが、Pythonの方がちょっとは馴染みがあるので結局Pythonでいくことにしました。
と言ってもPythonもまともなプログラムを書いたことはなく、Gtkも初めてなので、現状かなり手探り状態です。幸いスクリプト言語の利点でいつでもどこでもコードを書き足せるので、暇を見つけてはちょこちょこといじっています。
GtkはDelphiのVCLよりは設計が今風で融通が利くなぁと思う反面、GladeでのGUIビルドはあまり使いやすくはないし、IDEも使っていないので開発効率はやはりDelphiにはかなわないと感じています。そう考えるとネイティブコンパイラでありながらあれだけサクサク開発できるDelphiはすごいと言わざるを得ません。しかしDelphiの最大の弱点はプラットフォームです。いくら使いやすくてもWindowsオンリーのアプリしか作れないのでは僕の求めるツールではありません。Kylixが実用化しなかったのは残念で仕方ありません。