サブプロジェクトIWAISOME

しばらくぶりの更新です。が、ソースは書いてませんw

新しいサブプロジェクトIWAISOMEを構想中です。

ここまで書いてきてAOISORAとして公開しているものは、いわゆる従来のツリー型アウトラインプロセッサで、巷にいくらでもあふれているものです。これは誤解を恐れずに言えば、トップダウン的に全体像を考えながら徐々に掘り下げて文書を書いていくタイプのソフトウェアです。それに対して今後AOISOMEで作っていこうと思っているのはチップ(仮称)という素材をたくさんストックしていき、それをノード(仮称)という単位にまとめ、ノード同士は有機的に結合しあいリゾーム構造となる、そしてそのリゾームのなかからどれかのノードを中心に芋づる式に引っ張ってきてツリー構造として再構成する、というボトムアップ的なアプローチで文書を作成するリゾームプロセッサ(謎)です。

そしてIWAISOMEでやろうとしているのは、それらトップダウンvsボトムアップという理想論はおいといて、「今ほしいのはどんなソフト?」という自分の必要性から生まれたアイデアです。前回の日記にも書きましたが、今自分で求めているのは仕様書やマニュアルを書くためのソフトです。もっと言えば、開発者向け仕様書をアップデートする作業とユーザ向けマニュアルをアップデートする作業を一括で行えるようなシステム屋向けドキュメント作成支援ソフト、です。

最近はUMLのクラス図なんかをソースから自動的に作り出すツールなどはありますが、僕はああいうのは求めてません。ソースから導き出される情報は最悪ソースを読めばわかるし技術者しか読まないのでそんなに重要ではありません。重要なのはユーザとのやりとりが開発にスムーズに反映され、開発の結果が効率よくユーザの利用につながるためのドキュメント作成です。開発者向けの画面定義書とユーザ向けの機能リファレンスが開発と同時にアップデートされていき、できれば進捗管理(Tracとかsubversionとか)とも連携できる、そんなイメージです。

そしてそういうった仕様書/マニュアルに特化した文書作成ツール「IWAISOME」もある程度形になった時点で徐々に汎化されていき、トップダウン的なツール「AOISORA」とボトムアップ的なツール「AOISOME」と最終的には統合される形で完全体「AOISO」ができていくような、そういう壮大な構想です。

「ユーザ向けドキュメントなんてワードとかOOoで書けばいいじゃん!」という人も多いと思いますが、やはり細かなメンテが大変です。仕様書スクリーンショットを張り替えたらマニュアルのスクリーンショットも最新になっているような、複数の開発者が同じドキュメントのそれぞれの担当セクションを同時に更新できるような、そういうのがほしいな〜、と思っているので作ります。探したらそういうソフトがすでにあるかもしれないけど、完成目標が別のところにあると思うので、いずれにしても作ります。

多分Webベースだな〜。Djangoかな〜。